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三浦刃物店2019最終イベント


11月23日24日は、名古屋 大須 三浦刃物店さんでの最終イベントです。
https://miuraknives.jp/

来年に向けての新製品、極上アウトレット、レア庖丁を持って伺います。

レア品としては、
初期の鬼手仏心195mm本出刃とか、30年前に酔心開業の際に作って頂いた
敬次郎さんの白二鋼などをご用意しております。(たまたま発見!)

アウトレット品は、種類豊富に幅広く、柳刃、薄刃、出刃、三徳、切付などなど!

ダイア砥石、新製品#3000仕上砥石も御座います。
砥ぎ講習以外の時間でしたら試し砥ぎ頂けるかと思います。

庖丁や砥石についてのご質問なども、お受け致します。


孤高の砥ぎ師 助八さんも講師として、店舗に居られますので、
用途や、好みなどを相談しつつ砥ぎ修理のご依頼なども可能です。
https://togiya-sukehachi.com/

名古屋でお会い出来るのを楽しみにしております!

白一鋼本霞+本刃付け


今年の春頃にお求め頂きました240mm鎌型薄刃白一鋼の本刃付けをご依頼いただきました。
NYへ出る前にお預かりした事もあって、お時間を頂いてしまいました。
お待たせしてすみません。

FaceBookをご覧の方はご存知かと思いますが、今回のNYへは池田さんも同行しまして、
寝ている時間以外、殆ど一緒に行動していました。
庖丁の話も濃厚にしまして、その話を思い出しつつの本刃付けとなりました。

20191116-6.jpg
NY-KORINさんの前で夜中から並ばれた若いシェフ達との一枚デス!


今回の庖丁は、池田作/山口砥ぎの逸品です。
大きな鎌型薄刃で作るのも、砥ぎ構造を作るのも大変な庖丁だったと想像しています。

20191116-1.jpg
お買い上げ後、使う事なく保管されていたようです。
それでも時々眺めていたそうで、切刃に小さい錆びが点々っとあります。
これは砥いで行くと消えるので、問題なしです!
20191116-2.jpg
裏も出荷前に、刃を合わせたままの状態でした。

まな板コンタクト系(打ち物寄りの使用)では無いとの事でしたので、攻める方向で本刃付けを
行いました。 刃先側から砥ぎ抜いていく方法です。
切刃にコシがある間に刃先を造っていくと砥石に対して強く当てられます。

20191116-3.jpg

ダイア#325
ダイア#500
仕上げ砥石#3000(新製品)
INOX専用仕上げ#6000

上記の順番で砥ぎを進めました。
刃元周辺の砥ぎ跡は、いつか届くので残してあります。

白一鋼は硬いイメージがありますが、程よい粘りの上に鋭さが出ている庖丁です。
NY渡航、滞在中に池田さんが狙っている庖丁作りが、そのまま反映されていると感じました。

20191116-4.jpg

裏押し刃付けも、少しだけ広げて刃がシャキっとするように支えてみました。
細い方が鋭く切れ込みますが、カツラ剥などで薄く拾っていくような使い方には、
こちらが向いているのかも知れないと感じています。
好みが分かれるので、お客様からの感想待ちです。
重い通りの刃通りの掛かりが出て居れば良いのですが。。。


こちらの庖丁に続いて、疾風での鎌形薄刃のオーダーも頂きました。
疾風は土井逸夫作になります。
既に生地が上がっていて、これから刃砥ぎに進みます。

20191116-5.jpg

土井さんとは10月のヨーロッパ出張の時に、同行して頂きました。
もちろん、常に一緒に居ましたので、濃厚な庖丁談義をした次第です。
あれこれ話した後で、作られた庖丁なので、仕上がりがかなり楽しみです。

20191116-7.jpg
写真はストックホルムのお店にて!
10月はロンドン、パリ、ストックホルムを10日間で回りました。

KORIN(ニューヨーク)、JKC(ロンドン、パリ、ストックホルム)各店舗には優れた庖丁砥ぎ師
が居て、修理やメンテナンスをしていました。
庖丁販売するには、必ず良い砥ぎ師が必須です!

KORINさんでは、細々とした裏技を!
JKCさんでは、効率の良い砥石や砥ぎ方を伝達してきました。

早く綺麗に、良い刃付けが出来れば、砥ぐ方も、砥いでもらう方もHAPPYだと思う^^

出刃研ぎ修理!


今日は、HEAD&Tail様にてお買い上げ頂いたお客様の出刃包丁を研ぎ修理&柄交換を行いました。

180mm出刃INOX本焼が今日のお相手です!

綺麗な切っ先アールを砥ぐ方法を、良く聞かれます。
口頭で説明しておりますが、、今日はスマホ片手に研ぎ修理を撮影しましたので写真を加えて!


いきなりですが、砥ぐ前の写真は無いのですww
出刃ならではの小さな欠けを砥ぎ取ってから、切れ刃を砥ぐ前の写真からデス。
2019-8-6-1.jpg
見て頂いて解るように、切れ刃の中に研ぎの段々が見えます。
これは、切っ先アールの大きい出刃包丁である事、ハマグリ刃を形成しようとしている
事も重なってミラーボールのように段々が出来ています。
この状態は正常で、ハマグリ刃をしない場合でも、切っ先アールを維持しようとする時点で
必ず現れます。もしも、段が無い状態になった場合は、アールの無い三角形の出刃になっているハズ!

この段の間隔が細かければ細かい程、美しい切れ刃を研ぎ出せます。
”美しい切れ刃が必要か不要かは別の話で。。”

2019-8-6-2.jpg

段の山を崩して、細かい段を作って行きます。
砥石は#3000鋼材限定解除砥石を使っています!

20198-6-3.jpg

この辺りは、一心不乱に砥いで行きます。
細かく刻む為に、砥げ過ぎると困るので#4000仕上砥石でまったり整えます。

2019-8-6-4.jpg

一心不乱に砥いでいたら、写真を撮り忘れてしまった・・・。
#6000INOX専用仕上砥石で、更に整えて~~

2019-8-6-7.jpg

#10000仕上砥石で艶出し的な・・・。
この時、ノリノリでローリング研ぎをしていきます!
砥ぐと言うよりも磨いている感覚ですww

2019-8-6-8.jpg

切れ刃に風景を映してハマグリ刃具合を。。。
これくらいの緩いハマグリ刃だと、叩いても欠けに強く、切れ抜けも良く、三枚卸などを
やり易い切れ刃の状態と想像しています。

HEAD&Tailさんのお客様と言う事で、デカイ魚を捌く事を加味して強度重視!!

新しい柄を取り付けて完了です。
2019-8-6-9.jpg

写真を見て解る人は解ると思いますが、そんな切れ刃構造です。
何処で叩いて、何処で切り開くのか!
出刃包丁に限ってはアレコレと切れ刃構造を変えていくと、出刃として色々な用途に
使える、道具として愛用頂けると思います!

名古屋イベントのお知らせ


ご無沙汰しておりますw

明日、明後日と名古屋 三浦刃物店さんでイベント開催致します。

酔心は27日土曜日のみ現地に居りますので、庖丁や砥石のご質問が
御座いましたら、勝手言いますが土曜日にお越し頂ければ幸いです。

池田美和作 水本焼 / 富樫憲治作 水本焼 など至高の逸品
本霞プラス研ぎ構造の包丁各種

新製品 鋼材限定解除の「仕上砥石

掘り出し物 アウトレット各種が御座います。

300mm 柳刃 酔心疾風
270mm 柳刃 白二鋼 本霞+
240mm 柳刃 酔心彩華
150mm 出刃 白三鋼 霞
165mm 出刃 白三鋼 霞
270mm 剣型フグ引 青一鋼本霞+両鏡面 池田作

その他多数のアウトレット品/掘り出し物が御座います。

明日の名古屋は雨模様ですが、お越し頂けば幸いです。

酔心疾風初期ロットメンテ


そういえば、Sさんとの出会いはエジプトに居られる時だったような。。

っとお客様との思い出回想からは始めてみました!
アラブの春の検問で、庖丁はウェポンだ!っと没収された話を思いだいました。
疾風は自宅に有って大丈夫だったように記憶しています。

さて、土井敬次郎作の酔心疾風初期ロットのメンテナンスが来ました。

エジプトからではなく、東京都大田区からです^^

シリアル番号が無い事から、アウトレットで販売した逸品です。

2019-7-9-2.jpg

錆びも無く、綺麗な状態で帰ってきました。
意識ある板前さんの包丁は、魚の臭いがしないのが特徴です(^^)b
鱗なども1つと付いていないです。
本当に魚に使っているのかと、柄の臭いを胸一杯に嗅いだら、魚の臭いがしました!
僕の反応は想像にお任せしますww

2019-7-9-1.jpg

シノギ筋がボヤけていたのと、刃先の小さな欠けと言うか揺れを修正しました。
して欲しい事が明確な方は、付箋で指示がある事が多いです。
切っ先の作り込みで、結局お電話しましたが!!
シノギ立てと、切刃の研ぎ抜きと、刃先の調整、裏の調整を行って完了デス。

前にも敬次郎氏の包丁を研ぎメンテしましたが、硬いのに本当に研ぎ易い。
青鋼は甘切れすると言いますが、ギュッと掛かる刃が素直に出ます。
今現在でも、皆から愛される庖丁を作っていたのだと感じました。
敬次郎氏の包丁の価値はココにありますね!

ってな事を考え、庖丁を通じて敬次郎氏とお話ししながら、出来るだけ減らさない
ように、研ぎメンテナンスを行いました。 楽しい時間でした!

Sさん!明日発送します(^^)
プロフィール

TATSUYA AOKI

Author:TATSUYA AOKI
大阪堺の包丁屋で働き、試行錯誤を繰り返す男です。

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