今日の三種研ぎ


今日は、アウトレット的な包丁の本刃付けを行いました。
厳密には、アウトレットを回避出来ないかと思って本刃付けをしました。

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240mm 切付 酔心伝承 一位八角柄仕様 掘り出し物確定
270mm 柳刃 酔心白二鋼 一位八角柄仕様 アウトレット確定
300mm 柳刃薄口 酔心青二鋼 黒檀八角柄仕様 アウトレット回避!!

普通に研ぐだけでは意味が無いので、実験をしました。
まず、仕上げの状態(化粧研ぎの話)を3種試しました。

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いつものキラキラ研ぎです。 鋼を光らせて、軟鉄を艶ありの霞を作る方法です。
仕上砥石の泥コントロールで、こんな風に出来ます。

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天然砥石と名倉砥石を利用してみました。
事前に、仕上げ砥石でピカピカにしてから泥で化粧する感じです。
思ったより綺麗だったので、意識して次を研いでみました。

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ダイア#500できっちり仕上げ、#4000中仕上 北山 #10000超仕上
その後、天然砥石の合砥(八鹿山「軟」)で磨いた感じです。( 研ぐ× 磨く〇 )


綺麗に下地を作ると、仕上げ砥石で撫でるだけで綺麗な切刃が作れます。
下地とは中砥石あたりまでの事で、この時に綺麗に出来ていないと美しく仕上がりません。

研ぎによって切刃が段々の研ぎ目が出る時があります。
出刃ように切っ先アールの率が強かったり、極端なハマグリ刃を作らない限り”ある事”で解消されます。

それを実証すべく、もう一本柳刃を研ぎました。 思っていた通り、研ぎ目の段々が出来ました。
これは下地研ぎの時に起きます。 急いで研ぐ人ほど起こりやすいです。

今日は、ここまで!!

薄刃ばかり!


薄刃、鎌形薄刃は本当に研ぎ難い。。

シノギ筋、刃線を平行になるようにベタっと研げる事が出来れば最高デス。
庖丁構造、砥石の面、研ぐ場所の順番を守らないと得られません。

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今日は、195mm鎌形薄刃白一鋼本霞を本刃付けしました。
先日、別注で作った包丁の予備群です。 予備と言えども、品質良好!!

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で、す、が! アイケ出ました! 小さく見えていたので消えるかも!!っと淡い期待を
持っていたのですが残念です。

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今回は、良く知っている方からのオーダーでしたので、しっかり研ぎ抜きました。
これ以上突っ込んだ研ぎをすると、砥石に張り付いて動かなくなります。。

これくらいでも、#10000でトロトロ研ぐと少し張り付きを感じました。。

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ダイア#500 #4000中仕上砥石 #10000超仕上砥石から戻って#4000中仕上砥石(化粧用)

これから柄付けして、最終小刃合わせ!
どんな砥石で裏押しをするかで、切れのクオリティーが変わります。
片刃の包丁は、突き詰めると表より裏です!

波紋・・・。


先日の白一鋼水本焼で波紋を研ぎで浮き出させられるかを試しました。

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わずかに。。。シノギ筋辺りに薄っすらと出ました。
波紋の先が切刃に少し掛かる感じです。

この先まで硬さがあって、鋭い切れ味が出るという事になります。
相当長い間使えますね!

研ぎで波紋を出す事だけを考えると、油焼で白三鋼/青二鋼/青一鋼の順番で出やすいです。

良く質問を受けるので、お伝えしておきますが、白一鋼と白二鋼は水でしか焼きが入りません!
青鋼系、白三鋼は水と油の両方で焼き入れが可能です。
どの組み合わせが良いのか!?は解りませんww 
それについては、鍛冶屋の技術もありますし、使い手の好みもあります。

で、

波紋を出すために試した砥石ですが、

1.内曇
2.内曇+丸カトモ名倉
3.巣板
4.日照山合砥
5.日照山合砥+丸カトモ名倉

上記の順番です。

1と2の組み合わせは、良く無かったw
妙な照りが出て、違和感タップリ(><)b

3は全てが霞んで、これはこれで切れそうな艶がでました。
この時に、更なる鋭い刃が出てしまった。。

4で、泥の中を泳がせるように研いだら波紋が見えてきたので
色気付いて、、、5の+丸カ名倉を加えたら艶っぽくなった。

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もう一度、超仕上げ当てたら!!っと血迷いそうでしたが、ハリハリの刃が立ったので、
この辺りで終了としました。 

柄付けを終えてから、最終仕上げ研ぎになります。
出来れば、この刃のままで裏押しをして終えたいと思います。

結局、最終的な刃は裏押しの具合で決まるように感じています。

掴みどころの無い天然砥石を使うのは控えておこうと思っていました。
今回は純粋な白一鋼だったのもありますが、また、使いたくなってしまった・・・・。

白一鋼本霞プラス


今日は就業時間15分前から本刃付けを始めました。

オーダーメイドにてご注文頂きまして、今か今かとお電話を
数回頂いておりまして。。ようやく本刃付けまで来ました。

2017-6-6-1.jpg

おなじみ本霞プラスの研ぎが施されています。

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これを、無理に力を入れないで研ぎ進めるだけ!

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本霞プラスといえども、多少の凹凸は存在します。
ダイア#500で当てているので、結構ポコポコっと見えますが!!!
普通の荒砥石でゴロゴロ研ぐと、直ぐに解らなくなると思う程度です。

砥石の当たらない所は他よりも低い(凹)ので、その周りを研いで砥石に当たるのを待ちます。

それによって、刃先が薄くなって破れたり、シノギ筋が崩れ出すようであれば、攻め方を変えます。
これまで、本霞プラスでは、そんな事になった事は無いです。

今日は、時間があまり無いのにも関わらず、#4000中仕上砥石を入れました。

2017-6-6-4.jpg

池田作の白一鋼と、相性を見る意味もあったりします。。

当然ですが、#4000なりの鋭さですww

続いて#10000超仕上砥石へ!!!っと思った所で研ぎ時間終了。

2017-6-6-5.jpg

以降、メール返信タイム! 

OKメール返信完了! よし、次のメール~ っと思ったら、さっき送ったメール返信を受信。。
チャット状態が続いて終了です。 そして、このブログww

さて、少し南港へ。。。 キビレ(黒鯛風)を探しに行ってきます。

白一鋼水本焼


270mm 剣型柳刃 白一鋼水本焼 本霞プラス 木砥仕上 マチ磨

刃付けから上がって来たので、ワクワクして本刃付けを行いました。

さ~!始めようかと思ったら池田氏が来社!
研ぎ前の包丁を渡して写真を手に持ってもらい。「パチリ!」

2017-6-5-5.jpg
工場での作業中には絶対にお願い出来ない事です・・。。


刃にアールが少ない包丁なので、基礎の研ぎがしっかりしていないと
研ぎ難い包丁になりがちです。 究極は蛸引などで幅が狭く長いと、
研ぎでの逃げシロが無いので、切刃に関節が出たりしちゃいます。。

2017-6-5-1.jpg

本焼なので、光らせる方向で。。。。

波紋が思ったよりも峰側に出ているので、平の上に波が出ています。
↑見えにくいデス・・・。

シノギ筋辺りに波の先が出ていれば、天然砥石で浮いてくるかも!っと想像しています。

2017-6-5-4.jpg

切刃の抜け具合。。 ナチュラルハマグリです。

明日、もう少しピカピカにしてから、天然で波紋が浮くか試してみようと思います。

プロフィール

TATSUYA AOKI

Author:TATSUYA AOKI
大阪堺の包丁屋で働き、試行錯誤を繰り返す男です。

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