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土井さんが来た!



特集用の薄刃を撮影してたら300mm疾風の地を持って土井さんが来た。

暑いねぇ~っと言ってるが、超元気な感じだ!
僕の方が弱ってるんじゃないのか・・・。

「そういえばキズの包丁、見つかった?」

土井さんの言葉で一ヶ月前の記憶が蘇ったのだ。。

キズ(アイケ、刃割れ)の包丁があったので相談したら
「作りかえるから、また出しといて!」っと言われてたんだ!

相談しといて忘れてる僕・・・土井さんゴメンナサイ(><)

帰り際、「キズの包丁気になって仕方が無いから早く捜しといてや!」
っと。。。自分の仕事が気になって仕方が無いと言う心に感動というか
心打たれた。

返品する=土井さんは損をする!
商売的には返品されない方がいいに決まってる。。

でも商売抜きでエエ物を作ろうとして、仕方なく出たキズやアイケは
交換すると言う心意気と言うか何と言うか・・・。

いつもギリギリの所で作ってる土井さんに頭が下がる思いです。




奥深い・・・

薄刃など直刃系について記事書いてますが、次から次へと
疑問が湧いてきて、研ぎ攻略法なども考えると膨大に。。

夏バテでダレてるんやろ~っと思われそうですが、
ちゃんと考え悩んでいる日々です。。


これとは関係なくて、砥石を使って切刃を鏡面を作ろうと
すれば、硬い石を使えば良いのか?と問い合わせが。。。

確かに、軟らかい石だと包丁が曇ってくる感じがありますが
そうではなくて、砥石を形成する砥材が重要なのではと。。


解り易い例えなら、北山と嵐山が同じような硬さで性質が違う。
北山がアルミナ系なのに対し、嵐山が天然の粉配合の砥石。
硬さは同じように感じるが、北山の方が光やすい!
嵐山も光るが、気を抜くと曇ってしまう。

それにプラスして泥の関係なんかもあるのですが、、砥石単体
で考えた時、そんな違いがあるように思うのです。


また話は飛んで、その曇り具合や鏡具合と刃先の関係について
考えている事があるので、直刃の特集が終わったら取り掛かります。


今日の堺も暑かった(><) 熱中症にご注意下さい!!


オーストラリアから。。

クレーム的に包丁が返ってきた。。
どのルートで行ったんだ? オーストラリアに取引先は無い(><)b
世界は広くて狭いと感じた・・・。

そのクレームとは! カンガルーの骨を切ったら刃が欠けたと・・・。

「だ・か・ら・骨とか切れへんってゆうてるやろ~~~」

こんな言い方を英語で出来るなら言ってみたい(笑)
でも丁寧に説明するしか無いかなぁ~っと思いつつ・・・。

日本の包丁は良く切れる!だから骨も切れる!って事になるのな?


それと同じ事で1万円の包丁と10万円の包丁を比べたら10万円
の包丁が10倍切れる!って言う事はありません!!

柄とか鏡面と関係なく、同じ仕様の組み立てで包丁本体だけで価格を
比べた場合の話しですが、10倍切れなくとも使用感の違いは計り
知れません! スグ切れなくなる包丁なんて。。仕事で使えない。。

オーストラリアの方には特集みたいに、説明してみようっと。。
英語で。。。多分出来ると思う。一生懸命やれば解ってくれるさ!!

荒っぽいのが、、


今日は、朝から研ぎ場でず~っと研いでます。
昨日面直したので気分良く作業でき、気持ち的に余裕が出来たので
色々考えながら研ぎをしています。

今は、注文が入った為、出荷準備ゆえに研ぎ場を占領されたので
(研ぎ場の横に在庫場があるんで、、、)
騒がしいのが落ち着くまで、ブロクを書く事にしました。


研ぎの話に戻って出荷前に包丁を砥ぐんですが、切り刃は研ぎません。
主に裏押しと糸引を入れる感じの研ぎを行います。

特に裏は最初綺麗に押しておけば快適に使えるのでダイヤモンド砥石
などを使って、研ぎ屋さんが出来なかった(手を加えれなかった)細かい
部分を裏押しします。

その裏を仕上げ砥で当ててピカっと光らせてやり、表から糸引き入れて
切れ味チェックをして完了! 言ってしまえば手間なんだけど、刃欠け
なんかを確実にチェック出来るので、実践中です。

前に、話したかもですが、ダイヤから一気に#5000まで飛んでも研ぎ目が
取れて綺麗に仕上がるなんて事を言いましたが、ダイヤ#500から一気に
仕上げまで飛んだ方が、鋭く滑らかになる!

裏特集で話した「滑らかに鋭く!」はこの方法ではないんですが、
荒から細の中抜きで「鋭く滑らか!」になります。

INOX本焼は炭素鋼の様に。。。疾風とエエ勝負じゃねぇのか?
っと切れ味テストしたら、疾風のが強いですね。。でも、同等レベル!

昼から白二鋼、青二鋼と研ぐ予定!
荒っぽいのはINOXだけしか通用しないかな(^^;

さて、研ぎ場が開いたので再開です!


砥石カタログ


砥石屋さんがくれた砥石の総合カタログをじっくりみた。

包丁用の砥石なんてちょっとだけで、殆どが工業用カッターや
石材研磨の砥石なんかが多い! 

そんな中でも包丁が研げそうなレア物が無いかと見たが、やはり
包丁は角砥石(従来通り)のが良いと思った。

それよりも、粒度別に砥石の粉が売ってて、これが興味深かった。
これを油などに混ぜて練り合わせれば鏡面になるペーストとか、
錆び取り用ペーストなんかが好みの設定で作れそうだ!

ただし、、1袋20kgとか25kgとか。。。。大量である。
種類も膨大で、半導体に使うような超精密な物からダイヤまである。
これらを使って、何か出来ないかなぁ~っと思いつつ。。。

それ以外に、油砥石も気になった。
値段を聞いて、会計の顔色伺って一個Getしてみようかなぁ~


明日からINOXや白二鋼などを大量に砥ぐ!
これから面直しをして明日に備えようと思う。
(剥がせるまな板みたいに、剥がせる砥石って、、ないかな?)

夏期休暇のお知らせです。



■お知らせ■

平成19年8月13日(月)~8月16日(木)まで夏期休暇のため休業致します。
17日(金)より通常営業いたします。

メールでのお問い合わせ、オーダーメイド夢工房お見積もりのご返信
が遅くなるかと思いますがご了承頂けますよう宜しくお願い致します。



切れ過ぎです。

夏バテで。。。クラクラしてましたが、ようやく復活です!

最近めっきり年を感じる、男31歳夏です。


前にも言ったかもですが、紙を切ったり荷造りのダンボールや紐を
アウトになった牛刀で切ってます。カッターナイフを使っていたの
ですが、ポキポキ折ってなんだか不経済なのと、折角砥石もあるん
だし、アウトの包丁を放置するのも勿体無いので牛刀を使用してます。

そんな包丁も数本あって、色々な使い分けをしているのですが、
紙(防錆紙)を切る包丁の切れ味が悪くなったので、思いっきり研いで
みました。素晴らしい切れ味でが、切れ過ぎます。

切りたいライン以外に刃が入り込み、斜めに切れたり・・・・。
紙に当たっただけ切れるので、使いにくい(><)b
でもこの切れ味を上手く使いこなせば、素晴らしい事になりそうです。

自分の身の丈にあった切れ味を求めるのが良いかとも・・・。

そういえば、最近太刀魚が釣れてます。昨年上田屋さんに太刀魚の
捌き方講座で色々とテクニックを見せて頂いたので、頑張って釣って
チャレンジしてみようかと・・・。



直刃の難しさ。。記事を随分書きました。
結局動画で説明した方が早い気分になりつつ・・・。
サーバーの容量加減もあるので、動画にするならばハマグリ刃特集や
INOX本焼研ぎ特集をダウンさせなくては。。



プロフィール

TATSUYA AOKI

Author:TATSUYA AOKI
大阪堺の包丁屋で働き、試行錯誤を繰り返す男です。

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