逸夫さんに呼ばれて
今日は、土井逸夫さんに呼ばれて工場へ行きました。
焼き入れ現場にて、知りたかった事などを以前からお願いしていたからです。
本物??商品にする為の包丁だと、近くに寄ってあれこれ出来ない・・・。
(仕事の邪魔と言うか精神を乱すような事になるので結構離れて見る事を心がけている為)
今日は、キズの包丁で焼き入れお試しとの事で、真近くで見学する事が出来ました。
どちからと言えば、大きい体使いで包丁を製作している逸夫さんなので、俊敏な感じは
しませんが、焼き入れの瞬間はもの凄いスピードで水桶に包丁を浸け一瞬で終えてしまいます。
60cmぐらいの近距離からだと迫力が違う!
僕が、何を知りたかったのか、そして逸夫さんと何を話したのかは秘密ですが、多くの鍛冶屋
特に本焼をしている鍛冶屋が、焼き入れ風景を見せたく無い理由が少し解りました。
深い意味で逸夫さんが敬次郎氏から受け継いだ物の大きさを感じます。
それは、作っている工程を見て、研いでる研ぎ師からの意見を聞き、自分で本刃付けして、
実際に物を切ってみての大きさです。
普通は、問屋から焼き入れが〜焼き戻しが〜っと言う事について口出し出来ない訳です。
「細々言うなら、他で作ってもらえ!」っと蹴られてしまうんですが・・。
逸夫さん、もちろん敬次郎氏も、協力して下さって感謝の限りです。
協力して下さるにも、僕を助けてくれる上田氏、山口氏、博士、そして土井さんの包丁を
使用されたからのレビューなど、から支えられている事も、凄く感じるのです。