来客ラッシュ!
今日は、朝から刃研師の小田さんが来て、砥石を話を。。
お昼過ぎには、島根県(実家は大阪)の調理師さんが来店され、包丁の話を。。
その後、土井敬次郎氏が「出刃を売って!」っと登場。。
え? 土井さんが出刃を買う? なぜに??
近所の知り合いに頼まれたとの事。。
鍛冶屋さんに、、しかも土井さんに出刃を売ると言う不思議な状況に。。
土井さん 「富樫君の出刃なら間違いないから、それを分けて~」との事。。
いくつかあったので選び、土井さん購入前のチェック!!!
土井さん 「これエエ刃が出てるから、これにするわ~」っと。。。
鍛冶屋だから変わる事でもあるのか???
軟鉄と鋼の割合を見たのか? 鋼の色艶で見分けたのか?
っとちょっとワクワクしました。
酔心の白二鋼は本霞研ぎ。 裏の具合も綺麗に出ていたので決定!!
使用されるのは釣りが趣味の人との事で、いつも通りの小刃合わせ。。
調理師さんに出すよりも、しっかり掛かる感じの刃を付けました。
その後、包丁談義をして土井さん帰路へ。
そしてその数時間後 上田師範登場。
例の実験、銀三鋼を持ってきてくれました。 「まだ、切れるんですけど・・・。」っと
途中、仕上げ砥石で整えているそうですが、滑る銀三鋼が、ここまで持つとは師範も驚いていました。
なんだかんだで、1ヶ月は仕上げ砥石のみ・・・。
しかも、現在は助っ人的に戦場のような寿司屋に居る事を考えれば、驚異の結果デス。
前回、使い始めの頃に、「少し荒いなぁ~」っと言われた事もあって、
今回も、同じく秘密の研ぎ施工を施し、前回よりも滑らかな切れ味が出る状態にして渡しました。
この1ヶ月ぐらい試していた、切れる銀三鋼の柳刃への最適化デス。
これで、良い感じになれば、僕の中で銀三鋼の研ぎはコンプリートです。
師範には、この研ぎのアレコレを説明していた事、独創刃研師「山口さん」の影響もあり、
ダイアモンド砥石#500と#1000を同時購入!! ありがとうございます。。
仕上げ砥石を除いて、もう一生砥石を買い換える事は無いでしょう・・・。
最後に白三鋼本霞、完成しました!
数件、実践投入して頂いておりますが、高評価を頂いております。
詳しくは、写真などの準備が整い次第に!!
お昼過ぎには、島根県(実家は大阪)の調理師さんが来店され、包丁の話を。。
その後、土井敬次郎氏が「出刃を売って!」っと登場。。
え? 土井さんが出刃を買う? なぜに??
近所の知り合いに頼まれたとの事。。
鍛冶屋さんに、、しかも土井さんに出刃を売ると言う不思議な状況に。。
土井さん 「富樫君の出刃なら間違いないから、それを分けて~」との事。。
いくつかあったので選び、土井さん購入前のチェック!!!
土井さん 「これエエ刃が出てるから、これにするわ~」っと。。。
鍛冶屋だから変わる事でもあるのか???
軟鉄と鋼の割合を見たのか? 鋼の色艶で見分けたのか?
っとちょっとワクワクしました。
酔心の白二鋼は本霞研ぎ。 裏の具合も綺麗に出ていたので決定!!
使用されるのは釣りが趣味の人との事で、いつも通りの小刃合わせ。。
調理師さんに出すよりも、しっかり掛かる感じの刃を付けました。
その後、包丁談義をして土井さん帰路へ。
そしてその数時間後 上田師範登場。
例の実験、銀三鋼を持ってきてくれました。 「まだ、切れるんですけど・・・。」っと
途中、仕上げ砥石で整えているそうですが、滑る銀三鋼が、ここまで持つとは師範も驚いていました。
なんだかんだで、1ヶ月は仕上げ砥石のみ・・・。
しかも、現在は助っ人的に戦場のような寿司屋に居る事を考えれば、驚異の結果デス。
前回、使い始めの頃に、「少し荒いなぁ~」っと言われた事もあって、
今回も、同じく秘密の研ぎ施工を施し、前回よりも滑らかな切れ味が出る状態にして渡しました。
この1ヶ月ぐらい試していた、切れる銀三鋼の柳刃への最適化デス。
これで、良い感じになれば、僕の中で銀三鋼の研ぎはコンプリートです。
師範には、この研ぎのアレコレを説明していた事、独創刃研師「山口さん」の影響もあり、
ダイアモンド砥石#500と#1000を同時購入!! ありがとうございます。。
仕上げ砥石を除いて、もう一生砥石を買い換える事は無いでしょう・・・。
最後に白三鋼本霞、完成しました!
数件、実践投入して頂いておりますが、高評価を頂いております。
詳しくは、写真などの準備が整い次第に!!
ステンレス系牛刀
今日は、牛刀関係を研ぐ機会があって、早く鋭く美しく!をテーマに仕事しました。
ステンレス系の牛刀は、粘りがあるのと硬度が和包丁に比べて低いので、カエリの
処理が難しく、パッとしない感じの刃を出すには、ちょっと時間を要します。
ガラスみたいにカチカチで粘りない感じの鋼材だと、割れた角での鋭いエッジが立ちそうです。
要するに、カエリがガラスで割れるように取れて欲しいって感じでしょうか。。
実際に庖丁として成立しないし、研いで薄くなればパリパリ割れそうですがw
同じステンレス系??って事で銀三鋼に施した研ぎを牛刀にも試してみました。
結果から言うと、正解でシャっと研いでパリっと刃が付く方法を見つけました。
顕微鏡レベルで見ると、OUT!なのかも知れませんが、普通のレベルだと十分良い。
和包丁のように裏押しが出来ないので、両刃の場合は裏側から、表側からの研ぎの行き止まりを
作るイメージで研ぎ出す方法が良さそうです。 完全な両刃では無いんですが、刃先の調整として
8:2か9:1ぐらいの糸引具合です。
また、実践投入で様子をみないとですね。。。
追伸:掘り出し物 小出刃が出ました!
150mm 出刃 鬼手仏心 B級
小さいながらも、強靭で粘りある出刃庖丁です。
カンパチ
今夜の夕食は、五島列島産のカンパチの切り身?(刺身用)でした。
もちろん、造るのは私でございます。
ここぞとばかりに、疾風を取り出しまして切りました。
身がしっかりしているので、ちょっと薄めに!!
皮も引いてくれていて、後は引くだけ~の状態にあったのですが、
なんだか、柵取り具合がおかしい・・・。
左利きの人が柵取りしたのかな?? 逆から切ったんかな?
あんまり良く解ってないので、何とも言えませんが僕的には妙に感じた次第です。
それはさておき、、切れるには包丁の掛かりや鋭さが必要ですが、、
まな板が滑ると、どうしようもありませんね・・・。
カンパチの強烈な脂でズルズルになると、包丁を身に入れて引いてくると、
身ごと手前へ滑ってくる。。 上田師範に聞いていて、知ってはいましたが、
こんなにも仕事効率を落とすものかと・・・。
何回もまな板を布巾でゴシゴシ拭いて、なんとか切り終えました。
ここで思った事がいくつかありました。
脂が乗っても滑らないまな板が欲しい(笑)
滑る前に切ってしまえそうな、ベタ研ぎの包丁が良いのか??
(カンパチに対して) もう一寸長い包丁が欲しくなる。
*今日は、柄尻を持って刃元~刃先まで一杯使って引きました*
当然ですが、今日切ったのは我が家の夕食としての作業です。
これが実際の現場で、いろいろと追われている状況だと、まな板の滑りはイラっとしそう。。
まな板を洗剤で洗える環境なら良さそうですが、、そんな訳にもいきませんよね??
一気に脂を拭き取れる、スペシャルダスターかサラシが開発されないでしょうか。。。
っといろいろ書きましたが、五島列島産のカンパチは旨かった!
っと同時に、カンパチを釣りたい。。。
週末、日本列島は嵐のようです、皆さん気をつけてください。
もちろん、造るのは私でございます。
ここぞとばかりに、疾風を取り出しまして切りました。
身がしっかりしているので、ちょっと薄めに!!
皮も引いてくれていて、後は引くだけ~の状態にあったのですが、
なんだか、柵取り具合がおかしい・・・。
左利きの人が柵取りしたのかな?? 逆から切ったんかな?
あんまり良く解ってないので、何とも言えませんが僕的には妙に感じた次第です。
それはさておき、、切れるには包丁の掛かりや鋭さが必要ですが、、
まな板が滑ると、どうしようもありませんね・・・。
カンパチの強烈な脂でズルズルになると、包丁を身に入れて引いてくると、
身ごと手前へ滑ってくる。。 上田師範に聞いていて、知ってはいましたが、
こんなにも仕事効率を落とすものかと・・・。
何回もまな板を布巾でゴシゴシ拭いて、なんとか切り終えました。
ここで思った事がいくつかありました。
脂が乗っても滑らないまな板が欲しい(笑)
滑る前に切ってしまえそうな、ベタ研ぎの包丁が良いのか??
(カンパチに対して) もう一寸長い包丁が欲しくなる。
*今日は、柄尻を持って刃元~刃先まで一杯使って引きました*
当然ですが、今日切ったのは我が家の夕食としての作業です。
これが実際の現場で、いろいろと追われている状況だと、まな板の滑りはイラっとしそう。。
まな板を洗剤で洗える環境なら良さそうですが、、そんな訳にもいきませんよね??
一気に脂を拭き取れる、スペシャルダスターかサラシが開発されないでしょうか。。。
っといろいろ書きましたが、五島列島産のカンパチは旨かった!
っと同時に、カンパチを釣りたい。。。
週末、日本列島は嵐のようです、皆さん気をつけてください。
テスト結果
銀三鋼のテスト結果がでました。
え〜研ぎで、恐ろしいポテンシャルを発揮します。
約3週間前後経ってから、上田師範がテスト包丁も持って来店しました。
1回だけ仕上げ砥石を当てたようですが、食材に切れる能力は衰えていませんでした。
チープな顕微鏡で刃先を見てみましたが、鋸刃の源は残っていました。
若干滑っても、鋸刃の痕跡がある限り切れ続くようです。
師範の感想としては、この研ぎの切れ味に好みが出やすい。
柳刃よりも、出刃の方が間違いなく受け入れられ易い。
(この鋭さの割合や切れ味の好みは仕上げ砥石の使い方で調整可能。)
この研ぎ方が気になる所かと思いますが、秘伝です。(笑)
秘伝と言うのは、非常に単純な事のような気がしてなりません。
ヒントとしては、銀三鋼はミクロで掛けないので鋭さが出にくい。
しかし、鋭さを出してしまえば、その粘りと硬さによって持続する。
細かい砥石の相性を言えば色々あるけど、一般的な砥石でも研ぎ出せる。
キモは裏側の研ぎ。
っと言う感じです。
え〜研ぎで、恐ろしいポテンシャルを発揮します。
約3週間前後経ってから、上田師範がテスト包丁も持って来店しました。
1回だけ仕上げ砥石を当てたようですが、食材に切れる能力は衰えていませんでした。
チープな顕微鏡で刃先を見てみましたが、鋸刃の源は残っていました。
若干滑っても、鋸刃の痕跡がある限り切れ続くようです。
師範の感想としては、この研ぎの切れ味に好みが出やすい。
柳刃よりも、出刃の方が間違いなく受け入れられ易い。
(この鋭さの割合や切れ味の好みは仕上げ砥石の使い方で調整可能。)
この研ぎ方が気になる所かと思いますが、秘伝です。(笑)
秘伝と言うのは、非常に単純な事のような気がしてなりません。
ヒントとしては、銀三鋼はミクロで掛けないので鋭さが出にくい。
しかし、鋭さを出してしまえば、その粘りと硬さによって持続する。
細かい砥石の相性を言えば色々あるけど、一般的な砥石でも研ぎ出せる。
キモは裏側の研ぎ。
っと言う感じです。