天然砥石使った^^


今日は夕方から手が空いたので、前々から研ごうと思っていた疾風の剣型柳刃を本刃付けしました。

この庖丁は、研ぐのが難しいだろうなぁ~っと思って研ぎを躊躇っていた1本ですw

何が難しいって、研ぎ取る部分が多い感じで・・・。 関節抜ききれず・・・。


さて、今日の昼間にお客さんと電話で天然砥石の話をしました。

大平の合わせ砥石をゲットされたようで、それが良い刃が付くらしい ^^


僕も大平合砥持ってるし、、、でも面直ししたら鋼の喰いが悪くなったままやなぁ~

って事で、思いっきり面直しでリフレッシュを試みましたが!!! 変化無し ^^;


せっかく天然と思ったので、巣板と久しぶりの丸カ「中山」を使って仕上げました。
(基礎の研ぎは、ダイア#500を使用して切刃のみ調整しています。)

2014-5-12-1.jpg

表側の切刃は巣板で通しました。 糸引&裏押しが中山デス。

2014-5-12-3.jpg

この組み合わせで研ぎ終えた結果。 滑らかだけど、思いっきり掛かる刃が出ました。


表側の巣板は、切れ味に関係無いとまでは言わないが、現時点では化粧研ぎ的な扱いです。
糸引刃は、刃先にコシを持たせるのと刃線を整える行程。
切れ味や掛かりに最も影響があると感じているのが裏押し。
砥石に裏面をベタっと押しつけて、砥石面上を押し込んで研いでいく!
砥石の性質が、ダイレクトに刃先へ影響する瞬間だと考えています。

刃先に関しては、表からの研ぎよりも裏からの方が効き目が大きいような。。。
刃に逃げ場が無く、砥石の粒子凹凸へ押し込まれる感覚ですね^^

あんまり、良く掛かるし滑らかなんで、簡易顕微鏡×100倍のヤツで見てみました。

その写真をココで乗せれたら良いのでが、デジカメでは撮れませんでした(泣

なので簡易顕微鏡の写真を!

2014-5-12-2.jpg

ネット通販にて1500円ぐらいで売ってマスw 結構見えますよ^^

この簡易顕微鏡で見えた裏側から見た刃先の具合と言うのが面白くて、研ぎキズがバラバラw
悪く言えば、ザラザラな訳ですが、見た目を裏切る滑らかな刃通りです。(新聞紙を切った感覚ですけどね。)
博士のスーパー顕微鏡なら、もっと見えるかも! 

言葉に表すと限りなく直線に近いバラバラの鋸刃っと言う感じでした。

安定感を求めて人造砥石で、この状態を無理矢理作っていますが、天然砥石だとオートマチックですな。。


ちょっと筋っぽいフワフワのマグロを、この庖丁で切ってみたいなぁ~。


ネバネバの包丁


研ぎ修理で預かった包丁を研ぎました。

タイトルにあるように、鋼材は何か解らないですが、粘りが強い包丁で
最終仕上げをしても、カエリがピラピラするだけで、刃が立たない。

いっそ中砥石だけで仕上げてみよう!と思ったのですが、中砥石なりの
ピラピラが出てどうしようも無くなった。

新聞紙に擦りつけてカエリ取りしようと思ったんですが、面白く無いし、
鋭さが確実に失われる気がしたのでメラミンで強引にカエリ外ししましたw

2014-5-8.jpg

何というか、メチャクチャ取れました・・・。
この目に見えるカエリがずっと刃先でウロウロしていたわけです。

砥石で行ったり来たりで取る方法がベストなんですが、あれこれと触っている間に
カエリを取る為の研ぎになって、鋭さが少しずつ無くなるような気がしています。

硬めの包丁は、カエリがパラパラ~と取れて鋭く噛みつくような刃が出ますが、
その分、刃持ちが悪くなったり、欠けたりする事が考えられます。

丁度良い具合に硬度と粘りが出た包丁が、使用と研ぎを考えたプロ用の包丁なのかも!


今日は、試合に勝って勝負に負けた気分です。。。


プロフィール

TATSUYA AOKI

Author:TATSUYA AOKI
大阪堺の包丁屋で働き、試行錯誤を繰り返す男です。

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