今日の本刃付け
今日はINOX本焼の柳刃を本刃付けしました。
昨日の青一鋼水本焼を研いだ時に、ふと思った事を実践してみました。
刃先を薄研ぎ抜こうと思うと、研ぎたい刃先がウニウニして研ぎにくい事があります。
これによって刃先に力が伝達せずに、研ぎたい刃先に砥石の研磨力が効かなくなる。
強引に力を伝えようとガンガン研いでも、刃先から2mm-3mm辺りを研ぐ事になる。。。
特に、切刃の広い新品の包丁ほど、そのような状況に陥り易いので!
今日は、シノギ筋から刃先に研ぎ卸すのを止めて、刃肉の残っている状態(刃先が肉厚)で
刃先から3割程研ぎを行って、その後にシノギ筋を立てる研ぎを行い、切刃の中を研ぎました。
イメージとしては、刃先側3割 シノギ側3割を研いで整え、切刃4割で整える感じです。
この方法だと、実際に研ぐ研ぎ面積を分割出来るので楽チンです。
いつかに書いた3面研ぎですね!

切刃は半鏡面っぽく仕上げました。
柄付けを行った後で、糸引きと裏押しで完成です。
使用砥石
荒砥:ダイア#500とエビスーパー砥石#400
中砥石:無し
仕上砥石:INOX専用仕上砥石のち#10000超仕上砥石