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仕事納め


本日、私個人の仕事納めとなりました!


世界的に日本の包丁が広まった事もあり、需要と供給のバランスが合わなくなった1年でした。 
前々から生産が追い付かない兆しはありましたが、本格的に実感しています。
これがいつまで続くのか、心配です。

そんな事もあって、色々な事に追い込まれた一年になってしまいました。

来年は、ゆとりを持ってブログ更新やHPの再構築に時間を割きたいと思います。


皆様には、大変お世話になりました。

来年も何卒、酔心、日々修行をよろしくお願い致します。

2016年は1月6日からの通常営業となります。


2015/12/30
青木達哉

2015年末セールのご案内



僅かな本数ですが、B級アウトレット品等をWebShopに掲載しております。

もう少し、追加掲載出来そうですが、良い物を優先的に掲載しております!!

明日12/23はお休みですので、質問などへの返信が出来ません!
早い者勝ちになりますので、気になる包丁が御座いましたらご注文下さい。

白一水本焼 柳刃


今年9月頃に受注した白一鋼水本焼
少しの間、寝かせていた生地を刃付けして、仕立て&本刃けを行いました。

2015-12-21-1.jpg



庖丁の生地があったのに、9月に受注で、今頃完成??っと思われるかも知れませんが、
その原因は、黒檀栗型柄の製作です! 標準で作っていない物は時間が掛かります・・・。

2015-12-21-2.jpg



鏡面などは省いた木砥仕上げ。
庖丁の歪みなどを抑えて、シンプルに実践使い出来る庖丁として表無印仕様。

2015-12-21-3.jpg
木砥仕上げですが、アゴ部分は磨いてあります。
2015-12-21-6.jpg



表は無印ですが、裏には、しっかり刻印が入っています。
酔心が、白一鋼を水本焼で池田美和氏にお願いして製作しました!! の証です。

2015-12-21-4.jpg



本刃付けは、愛用している巣板で研ぎ終えました。
少し、層が変わったようで探りながらの刃付けでしたが、綺麗に研げました。

写真では見えませんが数カ所、研ぎ残りがあります。
いつもの事ながら、無駄に研ぎ込まないようにしています・・・。

2015-12-21-5.jpg


さて、肝心の切れ味ですが、も~~~~最高ですw

切れるだろう!と思って気をつけていましたが、知らぬ間に細かく指を切ってました。
研ぎの最中、庖丁を拭くタオルも少し掛かっただけで切れてたので・・・・。 

青二鋼や銀三鋼、INOX鋼でも、似たような掛かり具合は出せるのですが、
さすが、白鋼の王様だけあって、テクニック無しでガッツリ切れる!


仕様などによって、値段は変わるのですが、酔心では基本的に
青二鋼水本焼と白一鋼水本焼は同じ価格となっております。

長く切れる青二鋼水本焼か!
鋭く切れる白一鋼水本焼か!

鋼材の違いは、上記のような違いになります。
ちなみに、白一鋼水本焼は作者によって品質が大きく異なります。

INOX身卸出刃


今日は、INOX身卸出刃庖丁を本刃付けしました。

研道では無いので、自分で道筋を探して刃付けを行う必要があります。
             ↑これが標準ですね!

身卸特有の切っ先アールが好きで、それに合わせたシノギ筋の構築が
この包丁を研ぐ個人的な楽しみもあります!

今日は、かなり良い具合に研ぎ抜きが出来て、綺麗に仕上がりました。
2015-12-10-01.jpg


身卸出刃の用途は、魚の三枚卸、腹骨を透く、血合い取る。。。などなどです。


2015-12-10-02.jpg
今回は、根魚関係、青物関係を卸すとの事で、僅かなハマグリを加えてみました。

ダイア#500からINOX専用仕上砥石#6000へのぶっ飛びです。
ホイホイ研いでたら鏡面風に仕上げられました。 
途中で中砥石を入れるより、綺麗に仕上がるかも知れません・・・。

アゴ付近だけ、少し研ぎ残しが出ました。
中砥石を入れると、この部分が良い具合に馴染むのだろうと感じます。

ふっと、巣板を使おうかと思いましたが、止めときました。


明日、この包丁はお客様の元へ出発します!


プロフィール

TATSUYA AOKI

Author:TATSUYA AOKI
大阪堺の包丁屋で働き、試行錯誤を繰り返す男です。

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