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海外産 天然砥石


某砥石メーカーより、お試し依頼を受けました。

海外産出の天然砥石 荒砥石系&合砥石系の2種類です。

2016-8-25-1.jpg

大村砥石よりも柔らかく、茶目石よりも硬い不思議な砥石。

2016-8-25-3.jpg

天然の荒砥石っぽいザラザラ感とヌルヌル感が満載。。 粒度が揃ってないのか、、
不純物が多いのか、、不揃いの研ぎ目が気になる。。

それと、写真には撮らなかったけど、急速にサビが出てきます。想像以上の速さです。。
表面が荒砥石により荒れているから仕方が無いけど・・・。これまでに無い感じ。

庖丁製造過程の刃研ぎ時に、化粧研ぎの配合に利用するべき砥石かも知れません。
サビ止め液を持っている業務用向けかも。。 砕いて使う方向ですね!

2016-8-25-2.jpg

合砥石っぽい天然仕上げ砥石。 人造砥石に見えますが、臭いは天然砥石のアレですw

どんな研ぎ味か気になる方も多いと思いますが、硬すぎて良く解らない砥石です。
剃刀系に良いのかも。。。っと想像しましたが、そこまで滑らかな刃が出る訳でもない。

何だか良く解らないので、この砥石を当てた庖丁の写真はなし。

細かく硬いくせに、巣板のような刃が出て、それが大して滑らかでは無いといいますか・・・。

ハガネ系ばかり研いだので、今度はステンレス系も当ててみようと思います。
もしかしたら、、っとゆう淡い期待を持って(^^)

趣味的本刃付け


今日は、趣味的な本刃付けをしました。

使う相手の事など考えずに自分の好きなように研ぎました。

2016-8-4-1.jpg

いつもはシノギ筋側から研ぎ降ろすのですが、今回は刃側を研ぎ抜いてから上がりました。
そのほうが、刃先にコシがあって研ぎの力が加わり易いかも。。

使用砥石はダイア#500で研ぎ抜いた後、中仕上砥石#4000で終えてみました。
白一鋼が硬いから良い艶が出ます。 軟鉄は柔らかいから、良く霞みます。

硬い鋼を柔らかい軟鉄が支える、いいバランスなのかも知れません。
(化粧研ぎ的には#4000と相性が良いかもデスw)

2016-8-4-2.jpg

切っ先アールは、やはり段々が出てしまう。
もっと滑らかな研ぎが必要かも知れませんがやり過ぎるとコロコロするのが悩み所デス。。。


砥石に研がせるような研ぎが理想的ですね!!


プロフィール

TATSUYA AOKI

Author:TATSUYA AOKI
大阪堺の包丁屋で働き、試行錯誤を繰り返す男です。

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