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青S


今日は、青紙スーパー本焼の本刃付け作業を行いました。

研道刃付け故に、研ぎ易いのですが鋼材が硬い(粘い)ので時間が掛かります。
研ぎ汁も微細な粉のような感じで、ZDP189を彷彿させるような感じです。

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虹色なのは、錆び保護ビニールを塗りました。

切刃と裏刃の調整は完了したので、あとは最終仕上げ行程です。

途中で刃の具合が見たくて、少しだけ刃を出してみました。
滑らかな中に掛かりが隠れているような感じです。

一度刃を付けたら、長持ちしそうな感じがしますね!

自分用に1本欲しいかも。。

酔心魁50丁


ここ数日掛けて、酔心魁を50丁仕上げました。

霞研の庖丁なので、初期刃付けが控えめwなので、刃先調整。
50丁もあれば色々と試す事が出来ます。面白くなってきて、調整を超えた
刃先合わせになってきて、白三鋼ながら白一鋼のような掛かりを出してみた。

白一鋼ほど、刃持ちは良くないと思うけど、一振り目で喜んで貰えるかも!

今回はギフト用として50丁一括購入でした。。


で、毎週金曜日は「上田さんの日」。
1週間使った包丁を、毎回研ぎ直します。
そこで、刃の状態を見て上田さんの忙しさを図る楽しみを兼ねてます。
1週間一度も研がずに使いきってくる上田さんって凄いですよね。。。

何かを強引に切った時には、刃先を見れば解るので、確認しますww
達哉「上田さん、、何かギュ~って切りました?」とか「どこかに当てました?」とか「誰かに貸しました?」
上田「やっぱり解る??あははっは!!」
ってな感じです。 謎解きを兼ねた遊びに近いのかも知れませんが、
何を切って、こうなったのかを知る事で、他の人の修理に役立ちます。

自分が研いだ後を追いかけるので、再刃付けも非常に楽です。
番手すっ飛ばし&ミラクルエッジの組み合わせで1ヶ月サイクルで調整します。

ちょうど50丁研ぎ終わった後で砥石の状態も良く、ビッシっと再刃付け出来ました。

サクサク包丁


久しぶりにサクサクの庖丁に出会いました。

研ぎ込んで薄くなってくると、ミルフィーユのように刃が崩れます。

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アゴ部分のササクレ!

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ハッキリ見えないが(見えないように研いだが)、ササクレがあるので引っかかる。
ハマグリと糸引きが無いと千切れそうな気がする。
頑張って研ぎ込むことが出来ない包丁でした・・・。

こうなると、修理代金など請求するのに心が痛む。
ちゃんと研げなかった事にも心が痛む。

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本鍛錬と裏にレーザーマークされた、ふぐ引庖丁。。。。

本鍛錬したら、こんな事にならんと思う。  ちょっと今日は愚痴気味です。。。。

家庭用柳刃


某研師さんからのご紹介で、緊急事態の研ぎ依頼を受けました。

お客さんから電話があり、「錆びているが、研ぎ修理が出来るのか?」と・・・
程度によっては、職人に依頼する方が綺麗に仕上がるのですが。。。。
ひとまず、包丁を見せて頂く事にして、そこから相談という流れに。


お約束通り、翌日到着。

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錆プラス、油まみれ。 洗剤で洗っても取れない程にコーティングされいます。

南半球に居る研ぎ師さんに、写真を送って。。w
どれくらいまで修理しますか?お値段はいくら位にしてます?

修理具合も、お値段も任せますと言われましたが、言われたような値段で修理する事に!!



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錆びも綺麗に取りたかったので柄を抜いて研ぎと磨きを行いました。
柄が固着して抜けない場合もあるので、今回はラッキーです。

これくらいで終わっとけば良かったのですが、、、、、

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仕上げ砥石を当ててしまった。
事情があって、糸引が強めに入っております!



次のお相手。
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裏の錆が酷い。 正攻法では修理できないので、裏小刃を付けて調整する事にしました。

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荒砥石を当ててみましたが、軟鉄と鋼の艶に差が少ない・・・・。
艶が出るハズの鋼が霞む感じになります。

単純に想像すると、焼きが甘いのか?
もしくは、火で炙ったりして焼きが戻ったのか・・・。
いずれにせよ、あんまり良くない状況。。。。

この包丁も、仕上げ砥石を使って綺麗に化粧研ぎを目指しましたが
まったりとした仕上がりになってしまいました。

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外した柄を付けて修理完了! 明日に返送!! お急ぎ便、任務完了!!  デス。。

気の向くまま


今日は気の向くまま本刃付けをしました。

今日のお相手はアウトレットの300mm柳刃酔心伝承!
表アイケと裏ベトが理由でNGとなった包丁です。刃元なので使用に問題なさそう。

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あえて、ダイアを使わないで#400荒砥石からスタートしてみました(^^)
切刃が均一になるまで研ぐのに、面直しを頻繁に行いました。
感覚的には5往復に1回面直しする感じです。
ダイアモンド砥石の有難さをヒシヒシと感じましたww

#400荒砥石から#4000中仕上砥石、最終#10000超仕上げで完了。

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鋼部分の細かい研ぎキズは、中砥石を通せば消えます。
そうゆう所は、包丁研ぎ専門店にお任せ!!

鋼のキラメキは#10000の影響。 軟鉄の霞は#4000の名残デス。
一回切ったら灰汁と脂で虹色になるのですが・・・・。

この包丁WebShopにアップしました!

プロフィール

TATSUYA AOKI

Author:TATSUYA AOKI
大阪堺の包丁屋で働き、試行錯誤を繰り返す男です。

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