小出刃
今日は、150mm出刃鬼手仏心の本刃付けを行いました。
富樫作の白二鋼 究極の小出刃です!
WebShopからのご注文で、中砥石までの本刃付け指定。
まず、在庫の包丁から仲良く出来そうな包丁を選びます。

仲良く出来るとは!楽に本刃付けさせてくれる包丁ですw
全て本霞プラスなので、素早く刃付けが出来るのですが、
その中から、お客様のご要望にあった本刃付けをし易い
包丁を選んで行く感じです。
ハマグリ向け?ブッコ抜き向け?とかです。

切刃の状態を見たり。

裏の比を確認したり。

歪や捻じれを見たり。
それぞれの職人さんを信頼していますが、砥いでから気が付いて修正するより
もし、何かあれば解った上で研ぎ進める事で綺麗に仕上がります。
”普通の包丁は何かある事の方が多いです!勝負に負けない為の自己防衛ですね!”

今日はこの包丁に決定しました。

初登場! 新しいダイアモンド砥石 #300(下) #500(上) です。
震える程に良く砥げます。 #300は業務用としてオリジナル製作しました!!
#500は商品化を目指しています。(性能の確認とコスト面の調整中です。。)

#300ダイアで有無を言わさず研ぎ抜きます。
ここから写真を撮る手が止まって。。。。。一気に仕上砥石まで・・・・。

切っ先アールの関節が残っているのが解ります。
「あ~関節消さないとなぁ~」って思った。
ここで、、中砥石までの研ぎで良かった事を思い出しました。
い・ま・さ・ら・・・なので、そのまま仕上げました。

あ~切れそうやわ~
この角度から見る出刃庖丁が好きです。

キラキラを抑えた、しっとり艶出しで完了。
切れ過ぎるかも知れないので、焼き戻しならぬ、、「砥ぎ戻し」でグっと抑えようかと思います。
長く切れ続く方向へ砥ぎで調整する感じです。 でも富樫さんの包丁だし、大丈夫かな?