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初の台湾


12月12日~15日まで台湾に出張してきました。

台北と台中の小売店さんで商品紹介と少しのデモンストレーションの予定でしたが、
出発2日前に調理学校での講演なるものが予定に加わりました。

どんな講義で何をするのか、全く情報の無いまま出発w
少人数かと思っていたら、なんと沢山の学生達に囲まれて、和包丁の説明をしてきました。

201812131.jpg

庖丁のアレコレを話しましたが、そんな事よりも研ぎの方に興味があったようで、
研ぎのデモンストレーションになると、質問攻めと自分の研ぎが合っているのかの確認に追われました。

インターネットで色々と調べているようで、研ぎの内容がごちゃ混ぜ!!一つずつ納得するまで説明。
生徒が持ってきた庖丁も、使い方や好みの切れ味を聞きながら実際に研いだりしました。

通訳を介しても細かい事が通じないので、同行頂いた小売店の方がサポートして下さいました。

201812132.jpg

写真の親父さん、実践的な庖丁研ぎや機能の説明をしてくれて助かりました。
元調理師だろうと思ったら、ホテルのレストランで働いていたそうで、、、。

裏付けがある説明が生徒の心をグッと掴んでいました。切った事がある人しか、
解らない事、調理現場で働いた経験が、随所に入ってました。

実演の休憩時間。。ダイア砥石が気になるようで、

201812133.jpg

またもや、若者達の激し洗礼を受けておりましたww
台湾の若者はラブミーテンダーで優しい研ぎでしたよ!

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沢山の生徒さんが、庖丁に興味を持っていて、探求心が半端なかったです。
もっと、伝えたい事がありましたが、やって良い事、やってはダメな事は伝える事が出来ました。

人に、何かを教えるのって、難しいですね。。 これもまた、日々修行です。。

サポート頂いた方々、ありがとうございました!

台北 興隆刀剪行
台中 和欣行專業料理刀具

本出刃

最近は出刃=相出刃になって、本出刃を全く見なくなりました。

ちゃんとした本出刃が欲しい!!とのお客様からオーダーメイドにて
ご注文を頂きました。

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刃研ぎ前の本出刃達です。
もちろん、作者は出刃の名手「富樫憲治氏」によって鍛えられた物です。

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本出刃製作について、確認した事もあったので、富樫氏の工場へ行って出刃トーク!

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写真は8寸(240mm)本出刃の型です。
この方より一回り大きくなります。

最近は本出刃の注文ってありますか?と伺ったところ、年に10本あるか無いか・・・。だそうです。
相出刃が標準になってしまいましたね。

2018121101.jpg

峰も厚く、武骨な感じが手造りの良さを伺わせます。

2018121103.jpg

砥ぐ前の刃先はこんな感じです。 ここから歪を取りながら丁寧に薄くする事で、
鋭い切れ味が生まれます。 こちら本霞プラス研ぎを行います。

鋭く欠けにくい富樫氏の熱処理と、砥ぎ易さ抜群の山口氏による本霞プラス。
本刃付けも受けていますので、楽しみです!

この庖丁だと、10年以上使える逸品になりそうです。

195mm 本出刃 鬼手仏心 1月末以降の完成予定です。
価格はお問い合わせ下さいませ!

プロフィール

TATSUYA AOKI

Author:TATSUYA AOKI
大阪堺の包丁屋で働き、試行錯誤を繰り返す男です。

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