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オーダーメイド 疾風柳刃

年末より、オーダー頂いていた包丁を仕立てました。

本刃付けを終え、
両輪白色水牛一位八角柄の製作に時間を要しまして。。。

2021-2-26-3.jpg

水牛は磨いてみないと、本来の色合いが解りにくい事もあり、
多めに作って、良い物を選び出す方法を取りました!

それぞれに個性があって、良い柄達ですので、残った物は、
後々包丁を取り付けて製品にしていきます!

2021-2-26-4.jpg

酔心の正規疾風仕様では無く、刃身(本霞+)、柄交換、サヤ付 紙箱入!!
手研ぎ本刃付けを追加加工しました。

2021-2-26-5.jpg

角が切り立った刺身が引けるように、裏押しも少な目にしてみました。

2021-2-26-6.jpg

選んだハンドルは、再加工で八角を調整して、磨きました。
(艶々テラテラなのは、保護ビニールを巻いている為です。。)

今回の本刃付けでは、青らしい刃を出してみました。
砥石の相性などを調整すると、白鋼みたいな刃が出せるのですが、
鋼材が持つ特性(土井さんの青二鋼)にて終えました。

後日お客さんからのインプレッションで感想を頂きました。
普段白二鋼をお使いだったようで、切れ感の違いを詳しく教えて教えて頂きました。

#3000鋼材限定解除砥石をお持ちですので、それで研いで頂くと、
カリカリの刃になります!!っとお伝えしました。

カリカリ掛かる白っぽい刃で、土井さんの青二鋼が持つ長切れ特性が混じって
鋭く長く切れ続く包丁になるのでは。。。っと想像しています。

使っていて、頭で考えたのと同じ感じで切れると、心地よいです!
切れないのも困るけど、切れ過ぎるのも困りますよね。。。

2021-2-26-7.jpg

無事、お手元に届いたようで、新調されたまな板と一緒に写真を送って下さいました。

洋出刃は梨割専用としてお使いになるようです!
片刃和出刃で梨割するのも良いですが、洋出刃だと真っ直ぐ卸し易いですね^^

受注残の、INOX出刃、INOXうす引、白一水本焼(熟成中)
じっくりと仕上げていきます!

お楽しみにお待ち下さい^^
プロフィール

TATSUYA AOKI

Author:TATSUYA AOKI
大阪堺の包丁屋で働き、試行錯誤を繰り返す男です。

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