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お客様からの感想

今日は、昼過ぎに土井さんが会社へ来た。
先日、夢工房よりお買い上げ頂いた白一鋼柳刃の感想を頂いていたので、
メールをプリントして、土井さんに手渡しました。


以下、頂いた感想です。お名前部分はローマ字で!←個人情報保護

doi2.jpg


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酔心夢工房
青木達哉 様

先日、白一鋼の柳刃包丁を購入させていただいた、静岡のOKADAです。

数日ではありますが、使用させていただいた感想などをご報告させていただきます。

まず、到着して現物を取り出した第一印象は、いままで使用して使い古した柳刃とは
当たり前のことながら違う重量感とバランス。刃自体も少し重いかなと思いましたので、
慣れるのが大変かなと思いました。

が、一振りして違和感はすぐに吹き飛びました。後に知りましたが重量バランスまで
算されて柄も選んでいただいたとの事。

私にはよいバランスでした。感謝します。

さて実際、使用しての感想です。

マグロなど柔らかい食材については包丁の重量感と切れ味に負けないよう、
力を殺してしっかりストロークすることを意識させる、本来の基本をあらためて
思い出させる印象を持ちました。

タチウオの銀造りなど、皮と共に引く白身などの少し固めの食材には少し滑り
感があるかな?この辺りは砥ぎのセットアップが別のところにあるのでしょう。

そして印象的だったことには、今まで使用していた柳刃と格段に違うのは、
包丁から右手に伝わってくる情報量の多さです。


例えば活き鯵のタタキでは、私は血合骨はすきとってしまうのですが、それでも
皮目に近い部分に、骨の先端の柔らかい部分が残ります。そこで骨が口に触ら
ないように薄く引いて仕上げるのですが、その僅かな柔らかい骨を断ち切る感触
が今まで以上にはっきりと伝わってくることでした。

曰く、「硬く詰まった鋼」のお陰でしょうか。これは予想外でしたが、何かよい感触です。

私自身の若い頃もそうでしたが、普通に包丁を購入して自己流で包丁を砥ぎ、目指す
ところも知らないまま、自分で「このくらいだろう」と思うところで、ただ仕上げた気になって
いたものでした。そして当然ながら使用中に不具合が出てくるので試行錯誤。

この包丁を手にした実感として思うのは、若いうちにこそ‘よい物’に出会うということでしょう。
そして宝の持ち腐れにならないように、このように研究された本刃付けをされたものを経験し、
道具の持てるポテンシャルを知った上で、自身の購入した包丁の本来あるべき姿を目指す
ことで砥ぎの技術の上達も早いと思います。

また実際に使用する現場では、包丁も人間に対してそれなりの技術を要求してくるので、
必然と使いこなす技術にも精進することになるでしょう。

板前を育てることが出来る包丁とでも言いましょうか…。そんな印象を持ちました。

表現が苦手で要領を得ない文章で申し訳ありません。若輩者の感想ゆえ参考になります
でしょうか…。

さあ、これから切れ止んで砥石にのせるとき、再び青木さんの付けてくださった刃のような
性能に戻せるか。また使い込んでいった先に包丁が見せてくれるでしょう更に違った顔に
出会うのも、今から楽しみです。

私自身、これから日々精進です。

そしてよい包丁をありがとうございました。

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使用感など詳しいご感想を頂きました。
お忙しい中、本当にありがとうございます。


土井さんもかなり嬉しそうで、「鍛冶屋妙味に尽きる」とおっしゃってました。

doi1.jpg

「まだまだ頑張らないと!」 土井さんが言うように、僕も試行錯誤しながらも頑張っていこうと
思います。


感想文章中に 「板前を育てることが出来る包丁」 とありますが、板前さんが高い要求を
する事で、鍛冶屋、刃研屋、メーカーが育つと考えています。


辛く厳しく悩む事もあるのですが、そのような関係がある事で良い技術や伝統が進化して
残って行くものと信じて、頑張って行こうと思うのでした。

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TATSUYA AOKI

Author:TATSUYA AOKI
大阪堺の包丁屋で働き、試行錯誤を繰り返す男です。

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