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庖丁は生きている

2002年からプロジェクト開始した「疾風」シリーズ。

厳選しているので、ワケアリ庖丁も結構あります。

その棚から確実5年以上前の疾風を軽く小刃合わせしました。


まぁ~古い庖丁がエエとは言いますが! メチャクチャ締まってます。
水本焼より硬いんちゃうか?? っと思うほどの張りと粘りがあります。


同然!鋭さも抜群で、一皮剥いたらど~なるんやろ??っと・・・。


本刃付けしてみたい衝動に駆られましたが、納品物なのでグッと堪えました。

2011-2-23-1.jpg


鋼の動きはバチっと止めてしまう方法もあるんですが、キワモノを目指すなら
庖丁の成長を見るのも良いかも知れません。(ちょっと動くケド・・。)

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No title

>厳選しているので、ワケアリ庖丁も結構あります。

欲しいっす!!

あっ!待受はいつ!?(笑)


※お宝鑑定は、まだですよ~。

県の文化財保護委員の同志に見てもらうようです。
電話してみようかな (゜.゜)ゞ



Re: No title

ワケアリ庖丁達、堺にお越しになられた時に、見て下さい!

待ち受け。。。携帯用にしますか??


お宝鑑定!
家宝は寝て待て。。ですかね(^^)b

No title

いつも素敵な記事を楽しませてもらっています。

去年の夏に分けていただいた、9寸酔心疾風の小さなアイケ入りは仰るとおり
アイケも取れてバリバリ活躍しています。しかし個人的にはアイケも個性かなと
思ってますがどうでしょうか?

今のキッチンが寿司仕様で切り付けるスペースが狭いので9寸の柳は丁度良く、
9寸でいても尺の柳と変わらぬキレ味と品格の疾風に満足しています。
これからも大切に使っていきたいと思ってます。

3月上旬に神戸に本帰国しますので近いうちにTATSUYAさんの会社の方に伺うのを楽しみにしています。
酔心伝承の切り付け9寸に興味がありますので。

Re: No title

コメントありがとうございます。

エジプト!大変な事になっていたので心配しておりましたが、ブログを拝見して
無事に過ごされているのを知って安心しました。。 ウェポンとされ没収された
包丁。。。残念です。こちらは今度お越し頂いた時に(^^)b

疾風のアイケ取れましたか!お会いして、事情をちゃんと説明した上で納得頂いて、
お買い上げ頂く分には、アイケ有りの包丁も良いと思っています。
温度に気を使った上で出たアイケなので、鋼自体は良い状態だとも思います。

高温で溶けたような鋼付けだと、アイケが出ないのかも知れません。。(極端な表現デスが、)
理想は、低温でキッチリ付いた物が最良ですね! 危ない橋を渡るので、職人さんも
仕入れる側もリスクが大きくなるんですが、違いが出ると信じていますので、
これからも、古き良き堺刃物を造っていければいいなぁっと思ってマス。

長い包丁で、ゆっくり一発で引き切るのが最良と言われていますが、それを実現出来る
環境じゃ無い!っと調理師さんから良く聞きます。 疾風は寸法の割に重量感もありますし
調理師さんのノリで?勢いで?切る事が出来るように感じています。
大切にご使用頂いていて大変嬉しく思います、土井さんにもお伝えしておきます。

エジプト勤務お疲れ様でした。3月で本帰国なんですね。
また、そちらでのお話をお伺いできるのを楽しみにしております。
伝承も、是非とも手にもってご意見を頂ければ幸いです。

元気に帰国されるのをお待ちしております。

追伸:秀次郎さんのブログへリンクを張らせて頂きました!!

No title

>鋼の動きはバチっと止めてしまう方法もあるんですが、

これってサブゼロ処理とかのことですか?

Re: No title

コメントありがとうございます。

サブゼロが、一番効果的かも知れません!
牛刀など、薄い庖丁が折れず曲がらずなのはサブゼロの恩恵でしょうね。

鋼の和包丁に、やってみたい気はするのですが、またちょっと違うのと、
それなりの設備が必要、サブゼロを掛けるタイミングもあるみたいなので、
当面は難しそうです。

堺でやっているのは、伝統的な方法で動きを止めようとしています。
サブゼロはどちらかと言うと近代的な方かも知れません。

どちらが、良いのか? は、実際に実験して調理師場で実証する必要がありそうです!

プロフィール

TATSUYA AOKI

Author:TATSUYA AOKI
大阪堺の包丁屋で働き、試行錯誤を繰り返す男です。

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