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切っ先アールフェチ


お盆休みの最中、出勤してメイルの返信やH団長の庖丁各種の研ぎ直しを行いました。

研ぎ直しと言うよりも若干の型直しで、「切っ先アールを綺麗に出して~♪」と言う依頼。


研ぎ出してみると、結構過酷で切っ先アールを出す=シノギアールも出す!!って事で
水砥を出動させ、ガ~っと研ぎ卸しました。

砥石を入手しにくいイタリア地域と言う事もあり、切れ味と強度の両立を目指しました。
良く切れるを追うと、刃を薄くしたくなるのですが、万が一ポコっと欠けると修正の労力
と砥石の消費は激しく、出来るだけそのような事態を回避する事を考えて研ぎました。

刃肉を厚く取れば、それなりに強度UPになりますが、抜けが悪くなる。
って事で、抜けを良くするイメージで仕上げました。(シノギ筋上げめ!)

刃先はそれなりに厚みを残していますが、抜けは抜群で刃の掛かりもギンギンです。
掛けて、切って、抜けていく! そんな感じです。


刃元~切っ先アールまでは、砥石にあててグングン研ぐ時間との勝負!
切っ先アールの始まりから切っ先までは、右肘上げの右手角度とのテクニックな時間。

砥石にペタっと当てて研ぐ場合、これら二ヶ所の切れ刃は別の研ぎを行う事になるので、
段差が出来るのですが、この段差を感じさせる事なく一枚に仕上げるかがキモで、
庖丁と砥石の当たり部分に意識を集中させて、押し込むように研いでいきました。

特に出刃は”3D”率が高いので、刃先以外の部分をローリング研ぎで滑らかに!

なんだかんだで3時間くらい掛けて4丁を研ぎ上げました。


途中、砥石の面直しなどもしたので、腕に疲労感タップリなんですが、切っ先アール
部分の研ぎが面白くて、モニター用INOX本焼柳刃の切っ先アールを研いでしまいました。
特に研ぐ必要も無かったんですが・・・。(^^;

しばらく、切っ先アール作りの研ぎに嵌りそうデス。。

っと言う事で、そろそろ帰宅しようと思います。

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TATSUYA AOKI

Author:TATSUYA AOKI
大阪堺の包丁屋で働き、試行錯誤を繰り返す男です。

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