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日々本刃付け


3日前から、毎日自分の為に本刃付けしています。

何にも追われる事もなく、自分が切れると思うように研いでいく感じで、
ベタっと研いでみたり、天然砥石を使ってみたりと実験しています。

2013-6-13-004.jpg

本刃付けと言っていながら、最終的な刃は付いていません。。。
切刃の構造を少し触ってみたり、シノギ筋を少しだけ操作してみたり、
凹の取り方を研究してみたり、砥石を当てる順番を変えてみたりしました。

わざと、反った砥石にも当ててみたw ←許容範囲の確認デス。。


2013-6-13-001.jpg

300mm柳刃疾風のアイケ包丁です。
ダイア砥石 ⇒ #400荒砥石 ⇒ #1000中砥石 ⇒ 日照の巣板 で終わった状態

2013-6-13-002.jpg

270mm柳刃疾風のアイケ包丁です。
ダイア砥石 ⇒ #400荒砥石 ⇒ #1000中砥石 ⇒ 嵐山 ⇒ 日照の巣板で終わり
一回仕上げ砥石をバシバシに当てて、巣板の泥で撫でた状態です。←お化粧ですね。。

2013-6-13-003.jpg

270mm柳刃伝承の正規品です。
ダイア砥石 ⇒ #400荒砥石 ⇒ #1000中砥石 ⇒ 巣板 ⇒ 嵐山 ⇒ #10000

このパターンが見た目は一番綺麗に仕上がるように思う。

各パターンは研ぎ込む量によって、変化しそうです。


ダイア砥石 ⇒ #400荒砥石 ⇒ #1000中砥石 が全ての研ぎに入っていますが、
この工程で、切刃の構造を仕上げてしまいます。

中砥石を当てた時に、ムラがあるようなら、#400に戻って整え直す事をお薦め!
#1000中砥石で押し通しても良いんですが、戻った方が早いし砥石の面も傷まない
っと僕は思ってます。

中砥石で平均化(思った通りに当たったら) ここから、お楽しみタイム!
好きな砥石で鏡面風にするも良し、天然で上品に霞ませるも良しです。


基本的に僕は、ここから最終糸引を入れます。
表をどんな砥石で糸引きして、裏のカエリを何で取るか!
砥石の特性を、確実に刃先に付けたいので、僕は糸引きを使います。

僕個人としては、ここからお楽しみタイムです!

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TATSUYA AOKI

Author:TATSUYA AOKI
大阪堺の包丁屋で働き、試行錯誤を繰り返す男です。

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